シーズン11使用構築 アシレコケコマンダ 最高最終2077

こんにちは、るびーです。

今回はシングルレートシーズン11で使用した構築を記事にしたいと思います。


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本文につき以下常体

・初めに

自分がシーズン11にシングルレートに参戦するにあたり、USMに入ってからここまでレートに取り組んでいなかったため、単純な経験値やダメージ感覚、流行のポケモンの把握などで1歩劣ってしまっていることが明らかだった。そのため明らかに上位に食い込んでくるであろう特定の構築に対し安定して勝てるような構築を組み、レートを稼ぐことを目標とした。

最終的にはこのコンセプトをある程度保ちつつ、終盤に増加傾向のあった受け回しタイプの構築にも8~9割の勝率を出すことができたのがレートを上げられた要因だと考えている。


・構築経緯

上記のコンセプトの通り上位に食い込んでくるであろう構築からレートを稼ぐような構築を組むことを意識した。

レートを稼ぐターゲットとしては前期1位の襷激流ゲッコウガ+ミミッキュ+メガの並びと取り巻きに似たポケモンが多いカバマンダガルドの並びである。これらの構築に対してほぼプレイングの要素を含まず作業的にある程度の勝率を出すことを目標に構築を組み始めた。

まず、初手の襷ゲッコウガに対して有利を取るポケモンを考え始め、とんぼがえりを採用したスカーフゲッコウガを試していたが、同じような思考のプレイヤーと当たるとスカーフゲッコウガミラーを制した方の勝ちが濃厚になるため、ゲッコウガ以外のポケモンで襷とスカーフのゲッコウガ両方に有利を取れる襷アシレーヌを採用した。次に数的優位を取ったあとマンダ軸やゲコミミ+メガに対して圧倒的な上からの制圧力があるデンキZコケコ、前述の2体でアドバンテージを取った時とアドバンテージを取り切れなかった時の切り返しの動きを考えて龍舞メガボーマンダを採用し、構築の軸とした。

残りは終盤まで何度も変更があったが最終的に軸の対面選出ができない際にボーマンダとのサイクルを想定してマンムーギルガルドを採用。ラスト1枠はカバマンダにコケコを通すコンセプト上、カバルドンへの圧力があり、ここまでで対応が難しいポケモンへの対処が可能なポケモンが望ましいが、結局最後まで見つけることはできなかった。ラスト1枠について今回はレート2000達成まで使っていたポリゴン2を紹介する。


・個体解説

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メガボーマンダ@メガ石  性格:いじっぱり

実数値(努力値):197(212)-187(36)-151(4)-×-112(12)-171(244)

恩返し みがわり(地震)  龍舞  羽休め


本構築のメガポケモン。シーズン中盤まではじしんを採用することでカバマンダガルドの全てのポケモンに有効打を持つことができるため龍舞による詰めを期待していたが、シーズン終盤にあまりにも受け回しの構築とマッチングし、勝ち筋がほぼゼロだったため、後述のマンムーにはたきおとすを採用し、ボーマンダにみがわりを採用することで、ボーマンダポリゴン2エアームドで見る構築に圧倒的に有利な試合を展開できるようにした。副産物としてカバマンダの相手がカバルドンを選出してきてコケコが止められた場合でもラス一から起点にすることができた。じしんを切ってしまい本来のコンセプトであるカバマンダへの勝率は少し下がったかもしれないがそれでも受け回しへの対抗策を得たことは大きかった。努力値に関してはマンダミラーで上を取ることが重要なため準速の方が良かったかもしれない。


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アシレーヌ@きあいのタスキ 性格:控えめ

実数値(努力値):155-84-95-196(252)-136-112(252)

泡沫のアリア ムーンフォース アクアジェット アンコール


本構築のコンセプトであるゲコミミとカバマンダガルドに対して初手で安定して仕事ができるポケモン。技構成はメインウェポンのアリアムンフォとタスキの利点を活かし、数的優位を取った後ミミッキュの皮を削るアクジェ、同じく数的優位を取った後確実にアドバンテージを守りきるアンコールで確定。初手ゲッコウガに対してアリアを押すことでスカーフダストと激流の両対応ができる。カバマンダの中でボーマンダが対面では勝てないコケコとゲッコウガは最低でも1度引かせることができ、ミミッキュにはアクジェとアンコール、ギルガルドはアンコールでキングシールドを許さないためよくあるマンダ軸には非常に強く出れる。また、アシレーヌの準速は基本的に相手の想定にはないため悠長な積み技や補助技読みで繰り出しアンコールを決める立ち回りも多用した。クチート軸やオニゴーリポリゴンZなどが相手にいる場合このポケモンの使い方が重要になる。


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カプ・コケコ@デンキZ  性格:臆病

実数値(努力値):145-×-105-147(252)-96(4)-200(252)

10万ボルト ボルトチェンジ めざ氷 みがわり


マンダ軸の誰よりも早く有効打を叩き込めることを評価し採用。カバマンダの相手がカバルドンを選出してこない場合かなりの活躍が見込める。カバルドンには見せ合いでできるだけ圧力がかかるような構築にしていたつもりだがカバマンダのカバルドンはなまけるを切っていることがほとんどなため、もし選出された場合でもコケコを切ってラス一ボーマンダで起点にすることが可能。Z使用後に相手のボーマンダを一撃で倒す手段はないが、ボルトチェンジでこちらのボーマンダを繰り出し、有利な展開に持ち込めた。初手のタスキアシレーヌが想定通りに決まらなかった場合はコケコを通すかボーマンダを通すかよく考えて選択をしなければならない。攻撃技3つで仕事はできるためランドロスでコケコを見てくる相手を咎めやすいみがわりを採用し、グロス軸、クチート軸に少しだけ有利に立ち回れるようにした。


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ギルガルド@食べ残し  性格:冷静

実数値(努力値):167(252)-170-70-222(252)-71-72

シャドーボール かげうち 毒々 キングシールド


軸である対面選出ができない場合にボーマンダとサイクルを回せるポケモンとして採用。テテフやグロスへの引き先として考えるとマンダと組む鋼はギルガルドが頭一つ抜けていると思っている。構築に明確にミミッキュを止める駒がいないため化けの皮を削るためにかげうちを採用し、相手のボーマンダの起点にならない火力が必要だったため冷静HCの型に落ち着いた。受け回しサイクルには後述のマンムーと合わせて選出し、どちらかで崩しを行う。


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マンムー@ジメンZ  性格:いじっぱり

実数値(努力値):187(12)-200(252)-101(4)-×-97(132)-114(108)

じしん つららばり 氷の礫 はたきおとす


電気の一貫を切り、なおかつカバルドンに選出圧力をかける枠。パーティー全体で受け回しへの勝ち筋がなかったためはたきおとすジメンZ型で採用した。軸の3体では重い瞑想きのみコケコに強い圧力をかけるのにも一役買っている。基本的にボーマンダを見るポケモンをはたきおとすで崩していくのが仕事。以前使った調整の流用でコケコのめざ氷+草結びを耐えるようになっているが草結びを打たれた試合はなく、ジメンZで採用するならSを4振りミミッキュ抜き以上、できればいじっぱりキノガッサまで抜いておくべきだった。 


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ポリゴン2@しんかのきせき  性格:なまいき

特性:アナライズ

実数値(努力値):191(244)-100-124(116)-125-147(148)-72

シャドーボール 冷凍ビーム 恩返し 自己再生



構築の課題のラスト1枠に入れていたポケモングロス入りに対してギルガルドと合わせて選出し、今期流行っていたみがわりポリゴン2への引き先として選出でき、グロス軸に入る特殊ポケモンの多くに削りを入れることができるため採用。構築単位で引き先のいなかったミミッキュへの強引な引き先として143+2ミミッキュZを耐えるところまでBに割いた。シャドーボールは143ミミッキュを意識するならイカサマでも確定数が変わらない点、ギルガルドを後続の圏内まで削ることができるためカバマンダガルドへの選出が可能になる点から有用な技と判断し採用した。瞑想コケコをアナライズ恩返し2発で纏められることからなまいきでの採用だった。意識したポケモンへの処理ルートは増えたが、構築単位で重いポケモンが増えてしまったためこの枠は要検討である。


・課題

コンセプトである狙った構築への勝率は高く保てたが上位に多くいた構築の中でヒトムグロスヒレのような構築への勝率が低すぎたことは明らかな欠陥だったため改善が必要だった。またリザードンの処理方法がボーマンダを後出ししYなら殴って処理、Xなら後続のげきりん半減のポケモンで止めるというほぼ一体持っていかれる拙い処理方法だったことはレートが伸びなかった要因だと思われる。


・最後に

久しぶりに1シーズンポケモンやってキツかったけど楽しかったです。今シーズン対戦した方、通話してくれた方などありがとうございました!


TNツクヨミ 最高最終レート2077

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